オブジェクト指向設計とか言いつつ実態は

http://d.hatena.ne.jp/silk-silk/20050709#p3 で購入した 入門 オブジェクト指向設計―変更に強く生産性が高いシステムを ですが、正直失敗しました。
本のタイトルからは汎用な感じがしましたが、内容の 8 割くらいが Java の話でした。しかも Web アプリ開発が中心ですので、正直お手上げです。
MVC とかロバストネス分析とか、少しは役に立つと思いますが、UML を使った分析手法なら、他にも良書がある気がします。テストファーストとかリファクタリングとかも同様に、別の本を読めって感じですし。
結局、おいしいところだけつまみ食いしたような本です。開発経験があまり無くて、マネジメント入門したい人には良いのかも知れません。経験ない人にとっては、実践が厳しそうですが。

ちなみに、この本、日経と一緒で煽り文句は一流だと思います。

プログラマ。三年目からは設計者。

オブジェクト指向は、確実にプログラマと設計者を近づけています。理想としては、全員がプログラマであり設計者であるべきだと思っています。
もちろん、何年経っても設計させられない気がする人も居ますが、だからと言って、二年目までの人にとっても、そう難しいものでも無いでしょう。