小川一水『復活の地Ⅱ』

復活の地 2 (ハヤカワ文庫 JA)

復活の地 2 (ハヤカワ文庫 JA)

障害多発の第2巻。色々な意味で話が大きくなってきます。違う星の人や外国人なども話しに絡み始め、物語はクライマックスに向けて、様々な伏線を張りながら続きます。つまり、この巻は悪い方へ悪い方へ進むわけです。
でも、

『おれの姉は、人のために何かをするのではなく、その人と同じことをして助けてやれと言った。……それが、人を理解するということだと』
小川一水『復活の地Ⅱ』(p.382)

とか言ってくれる訳です。
あ、あえて言うけど、えーと、スミル可愛いね。うん、可愛い。